雲峰イズム

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雲峰の会員による活動報告を兼ねた記事を掲載しています。
幅広い年齢層が、互いに高め合う自由闊達な山岳会です!

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最終更新: 2019年12月5日

11月17日(日)秋晴れ。紅葉の雪彦山。風もなく、暑くもなく寒くもなくの快適な登攀日よりでした。友人登路のレポートと言いたいとこですが、単なる私の日記です。

為になる内容ではありませんので悪しからず。


第一陣パーティー:ケンイチ・ハリー・なおみ

第二陣パーティー:よっさん・そえちゃん


このルートは過去、私とケンイチはセカンドで2回、リードはツルベで登ってます。担当ピッチはケンイチが1P目と3P目、私は2P目と4P目だった。


ハリー、よっさん、そえちゃんはお初の友人登路です。


1ピッチ目(11b)

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リード:「ああ、遠きかな11の岸辺」ケンイチ


以前、ケンイチとツルベで行った際はオリジナルルートから入ったので、今回満を持して、スタートは11bをトライ。いつも濡れてるルートだけど珍しく乾いててコンディションばっちし。


ケンイチは、フリーで抜けれたりして…。なーんて淡い期待を抱きつつ(たぶん)気合を入れて挑むも(知らんけど)、そうは問屋が卸さない。

ケンイチがテンションを入れながら登る姿を見ても尚、アフォーな私は『セカンドなら思い切りいけるし、もしかするかも…』と、色気を出してみたけど見事に玉砕。


即、プライドをかなぐり捨てて、あんな手こんな手で、そそくさ抜けました。


 ケンイチ「まだまだやなぁ。己が分かるわ~」

確かに。全員揃って仲良く玉砕。あーしんどかった。


2ピッチ目(IV+)

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リード:「右足負傷中につき要救」なおみ


大人しくしとくつもりだっけど、やっぱり現場に行くとリード行きたい症候群が発動。けが人に相応しい2ピッチ目を頂戴しました。


でも、平和なピッチはピン間が遠いので油断は禁物。トラウマも相まって地質学者ばりに引いて叩いて、これでもかと岩をこねくりまわしながら登攀。

はい、ごちそう様でした。


3ピッチ目(10b)

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リード:「ゴナルって何っスか?」ハリー


核心の3ピッチ目。これぞ、友人登路の花形ピッチ。せっかくだからお初のハリー行っとこう!って事で、ハリー出陣。いくら核心といえど10bやし、まぁ大丈夫だろう。それがハリーの心中だったと思う(たぶん)。


ところがどっこい。この3ピッチ目のリードはとにかく怖い。1ピッチ目の11bの方が難しいけど、怖さレベルで言えばこっちが格段上。

でも、怖いだけじゃなく、花形のもう一つの理由はとにかく絶景。


 ハリー「景色めちゃくちゃいいですよ。そこで止まれますか?」


私がちょうど核心部で藻掻いてるときだったので、「い、いま?!」とアタフタしたけど、抜けるまで待ってもらって確保して振り返ると、あらー!ステキ!

たかまるゥー!


A0現行犯逮捕!


4ピッチ目(IV)

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リード:「ゴナルとは・・・」ハリー


もうロープ結び変えたり養生したりが面倒だし、このままハリーが行った方がいいって事で、続けざまにハリーがリード。ちょっと気乗りしてないハリーを安心させようと、


 なおみ「4ピッチ目は気楽やで。2年前に私がリード行った位やし。」

 ハリー「そんなん聞いても全然、安心しませんよ!」


あら、ハリーったら。いつからこんなに擦れてしまったのか。疑心暗鬼になちゃって。まぁケンイチに激を入れられ四の五の言いながらも行って貰いました(笑。


その後、セカンドで登ってみると、あれ?こんなんやったっけ?10aくらいあるってコレ。中でも何が嫌だったかって手や足を置きたいところにハヤブサの糞がビッシリ。

まぁこれぞアルパインなんだけど。

ハリー曰く、4ピッチ目が一番怖かったそう。

やらしい3ピッチ目の次に、このロングルート大変だったろうな。

お疲れさん。


三峰の頂上で大渋滞する地蔵と不行を眺めながら昼食。第二陣のよっさんとそえちゃんの到着を待って無事に下山しました。

やっぱ岩触らなきゃダメだな~と痛感した登攀でした。2年前より登れるグレードもあがってるのに悠々と登れなかった。


あの頃の自分と何が違うかと言えば、岩を触る数が明らかに減ってるし、色んな経験を経て植え付いた恐怖感に苛まれてメンタル面も弱くなってる。


しかし、友人登路っていい名前だな。もっとみんなと登りたい。

小難しくておっかないけどホンといいルート。

家に帰ってから、2年前にケンイチとツルベで行った記事が旧雲峰ブログにあったんじゃないかと探してみたら、当時一緒に行ってたメンバーがしたためてくれてました。


この時は友人登路を経て北壁に、そこから温故知新に突入してるんだけど、記事読んでると友人登路は1時間半で抜けて三峰頂上についてる。


おい、アタシ。もっとがんばれよ。2年前の自分に全然負けてるやん(泣。



2017.4.22 雪彦山 友人登路・温故知新

↓↓↓↓

http://club-unpo.blog.jp/archives/21342891.html


最終更新: 2019年12月9日

三峰一般から不行南東壁一般を経て祠詣りへ

三峰はよいよい 不行は怖い

怖いながらも のぼりゃんせ のぼりゃんせ


昨夜、疲れ切ってうつらうつらと眠りに落ちる手前、

頭に浮かんだ、薄気味悪い替え歌。

うん、間違いなく私は狂ってる。


私のなまくらになった根性の矯正プログラムの第1回目として、今年初の雪彦山に行ってまいりました。


現場に行きたい。

マルチ、アルパインやりたい。

とにかく現場に飢えていた日々。


そこで私なりの今年度の目標を立てました。難易度に関係なく最低でも月1は現場に行って、及び腰になってるリードクライミングをマルチでやる。


もちろん1人ではクライミングは物理的にムリなので、ケンイチに協力を要請したところ、快諾。

ケンイチから提案されたのは、私がリード経験のある温故知新か三峰一般、時間が許せば2つ繋ごうという案でした。

もちろん矯正プログラムには相応しいルートです。


でも、ずっと私の脳裏を過るルートがありました。

それは三峰・一般ルート~不行岳・南東壁一般ルートです。


そのルートは当時、私たちを育ててくれた現場主義の師匠に連れて行って貰ったルートのひとつなのですが、中でも不行岳・南東壁の一般ルートは、今になっても他のルートと似ても似つかない、鮮烈な印象が残ってるのです。


それは、まだアルパインクライミングをはじめた当初だったので、経験の浅さからそう感じたものなのか。

もしくは、あれから4年経った今でも、やっぱりとんでもないと感じるルートなのか。



三峰はリード経験あるし何とかなるけど、私では不行の1ピッチ目のリードは到底行けそうになく、ケンイチも挑戦してもいいと思ってもらえなければならないので、ダメ元で打診してみました。


すると、ケンイチも同じく不行一般には強烈な印象があったようで、あの頃より成長しているのか、力試しをしてみたい、という好奇心も相まったのか、すんなりと決定しました。



結論から言います。

やはり、とんでもないルートでした。



難易度とか、そんな問題でなく正真正銘のアルパインルート。

つまりは、決して「落ちてはいけない」ルートです。

※注)1ピッチ目は結構グレード高いです。



このルートは、たったの3ピッチ。


1ピッチ目は40mのA0ルートで

雪彦特有の斜めに走る逆層。

全て古いリングボルトとハーケン。

フィフィを使ったところで、

休める箇所はありません。


残りのピッチは共に、

30mあるかないかの寝てる岩なので、登るには問題ありません。


しかし…

2ピッチ目はノーピン

3ピッチ目は、たった一つのハーケン


この2-3ピッチはカムやナッツなどでプロテクションをとれる箇所はゼロ。

これで少しは想像つくでしょうか。



「いける、登れる!」

「がんばれ、あたし!」

そんな独り言を繰り返しながら、必死のパッチ。

ああ、これだ。これだ。

生きてる実感。究極の恐怖感に襲われた時に湧き上がる快感。


今の私には、かなりの荒療治ルートですが、このルートを普通に行けるようになれれば、強いアルパインクライマーになれる気がしました。


しっかりしたボルトのある場所に登らせて貰ってるクセして何をリード位でビビってんだよ、あたしは。

全くもってイケてない。

このルートは誰しもかれしもに到底オススメ出来ません。

クライミングと言っても色んなスタイルがあるし、はっきりと好みが分かれると思います。


でも泥臭いアルパインクライミングが好きなら、このルートは是非登ってほしい。


そして、大天井岳の頂上にある祠を参拝しましょう。


怖いながらも の〜ぼりゃんせ

のぼりゃんせ〜 コリャコリャ♪



最終更新: 2019年12月9日

5ピッチ目 ハングルート

先)リード・マサやん

後)リード・タニやん


さて、最終ピッチの5ピッチ目。我ら先行チームのリードはマサやん。「あれがハング???」到底、ハングに見えないけど、あれなのかなぁ?早速、クラック沿いに丁寧に登っていきます。



(マサやん談)

トポでは4ピッチ目と同様の40mでⅣ級。でも手足は十分ありラインも素直に伸びてるので、正直同じに思えない(4ピッチ目がいやらし過ぎ?)。カム・ナッツも余裕を持ってセット出来ます。最後のハングもどこっ? て感じでした。



初の本チャンでのリード。しかも先行組+快晴と言う贅沢を味あわせて頂き幸せでした。トップアウトする爽快感と感動はこのルートで一番だったと感じました。 ただトップアウトした時に思わずあげた雄叫びが、後続に「ラ〜ク」と聞こえてしまったのは申し訳ございませんでした。



余韻に浸る男マサやん。



後攻チームのタニやん早々に到着しイッちゃんとヨっさんをビレイします。


登攀終了:所用時間4時間

後攻リームのタニやん達も登ってきて、無事登攀終了。9:30に登りだして13:30に全員登頂。ダブルロープの2パーティーで4時間は、まぁまぁいいタイムでは?




やはりいつも一緒にトレーニングしてる気の知れたメンバーだし、それぞれの仕事の役割を理解して動いてたのが功を奏したかな~。



全員ケガもなく無事登頂し記念撮影。お疲れさまでした!


全体のピッチを通して、感じたのは決して難易度の高いルートではありませんでした。ちょっとヤラしいのは1ピッチ目と4ピッチ目位でアベレージとしては5.9位かな。


これを最終話とさせて頂こうかと思いましたが、なんとなく締りが悪いので、下山や今回の山行の感想を綴るEP.6に続けようと思います。気分が乗らなければ、これにて最終話となる事もあるとかないとか…。