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4.20 雪彦山 三峰一般~不行一般

最終更新: 2019年12月9日

三峰一般から不行南東壁一般を経て祠詣りへ

三峰はよいよい 不行は怖い

怖いながらも のぼりゃんせ のぼりゃんせ


昨夜、疲れ切ってうつらうつらと眠りに落ちる手前、

頭に浮かんだ、薄気味悪い替え歌。

うん、間違いなく私は狂ってる。


私のなまくらになった根性の矯正プログラムの第1回目として、今年初の雪彦山に行ってまいりました。


現場に行きたい。

マルチ、アルパインやりたい。

とにかく現場に飢えていた日々。


そこで私なりの今年度の目標を立てました。難易度に関係なく最低でも月1は現場に行って、及び腰になってるリードクライミングをマルチでやる。


もちろん1人ではクライミングは物理的にムリなので、ケンイチに協力を要請したところ、快諾。

ケンイチから提案されたのは、私がリード経験のある温故知新か三峰一般、時間が許せば2つ繋ごうという案でした。

もちろん矯正プログラムには相応しいルートです。


でも、ずっと私の脳裏を過るルートがありました。

それは三峰・一般ルート~不行岳・南東壁一般ルートです。


そのルートは当時、私たちを育ててくれた現場主義の師匠に連れて行って貰ったルートのひとつなのですが、中でも不行岳・南東壁の一般ルートは、今になっても他のルートと似ても似つかない、鮮烈な印象が残ってるのです。


それは、まだアルパインクライミングをはじめた当初だったので、経験の浅さからそう感じたものなのか。

もしくは、あれから4年経った今でも、やっぱりとんでもないと感じるルートなのか。



三峰はリード経験あるし何とかなるけど、私では不行の1ピッチ目のリードは到底行けそうになく、ケンイチも挑戦してもいいと思ってもらえなければならないので、ダメ元で打診してみました。


すると、ケンイチも同じく不行一般には強烈な印象があったようで、あの頃より成長しているのか、力試しをしてみたい、という好奇心も相まったのか、すんなりと決定しました。



結論から言います。

やはり、とんでもないルートでした。



難易度とか、そんな問題でなく正真正銘のアルパインルート。

つまりは、決して「落ちてはいけない」ルートです。

※注)1ピッチ目は結構グレード高いです。



このルートは、たったの3ピッチ。


1ピッチ目は40mのA0ルートで

雪彦特有の斜めに走る逆層。

全て古いリングボルトとハーケン。

フィフィを使ったところで、

休める箇所はありません。


残りのピッチは共に、

30mあるかないかの寝てる岩なので、登るには問題ありません。


しかし…

2ピッチ目はノーピン

3ピッチ目は、たった一つのハーケン


この2-3ピッチはカムやナッツなどでプロテクションをとれる箇所はゼロ。

これで少しは想像つくでしょうか。



「いける、登れる!」

「がんばれ、あたし!」

そんな独り言を繰り返しながら、必死のパッチ。

ああ、これだ。これだ。

生きてる実感。究極の恐怖感に襲われた時に湧き上がる快感。


今の私には、かなりの荒療治ルートですが、このルートを普通に行けるようになれれば、強いアルパインクライマーになれる気がしました。


しっかりしたボルトのある場所に登らせて貰ってるクセして何をリード位でビビってんだよ、あたしは。

全くもってイケてない。

このルートは誰しもかれしもに到底オススメ出来ません。

クライミングと言っても色んなスタイルがあるし、はっきりと好みが分かれると思います。


でも泥臭いアルパインクライミングが好きなら、このルートは是非登ってほしい。


そして、大天井岳の頂上にある祠を参拝しましょう。


怖いながらも の〜ぼりゃんせ

のぼりゃんせ〜 コリャコリャ♪



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